2013年 04月 21日
『無私の日本人』を読んで。 |
(磯田 道史(いそだ・みちふみ)著)
今朝は雨、庭ではジャーマンアイリス、シャガ、オダマキ、タンポポ(庭で?^^;;)
が咲き、スズランも咲き始めようとし、昨年より10日も早い春が訪れている。
散策に出かけたい気分ではあるが 外は雨、どこかに出かける気にもなれず、
PCの前に座り、先日読んだ本の感想を書くことにした。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
本を読んだのは久々でしたが 泣けました!
江戸時代を生きた 穀田屋十三郎、中根東里、大田垣蓮月 の評伝であるが、
とても読みやすい。そして内容もとても分かりやすかった。
3人とも本のタイトルに相応しいと思える人達で、心を強く打たれたのですが
中でもこの本の約半分を割いて書かれている「穀田屋十三郎」の生き様たるや
涙腺が緩みっぱなしになる内容であった。
わずか240年程前のことなのに 現代では想像も及ばない程の純粋さに打たれたのです。
「先例主義」、「煩雑な行政手続き」、「収奪」と現代にも通ずる病的な官僚主義
を見せながらも、とても純粋に街のことを考え(行く末を考え)、前代未聞の仕組みを考え
悲壮な程の決意をし食費も、入浴代も節約し、街の衰亡の危機を乗り切るも、
死に際しては、「善行を施したなどと、ゆめゆめ思うな。
何事も驕(おご)らず、高ぶらず、地道に暮らせ」と
子どもたちに言い残した と、いう。
現代に生きる自分が、何が出来るのかを深く考えさせられた本でした。
・
今朝は雨、庭ではジャーマンアイリス、シャガ、オダマキ、タンポポ(庭で?^^;;)
が咲き、スズランも咲き始めようとし、昨年より10日も早い春が訪れている。
散策に出かけたい気分ではあるが 外は雨、どこかに出かける気にもなれず、
PCの前に座り、先日読んだ本の感想を書くことにした。
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本を読んだのは久々でしたが 泣けました!
江戸時代を生きた 穀田屋十三郎、中根東里、大田垣蓮月 の評伝であるが、
とても読みやすい。そして内容もとても分かりやすかった。
3人とも本のタイトルに相応しいと思える人達で、心を強く打たれたのですが
中でもこの本の約半分を割いて書かれている「穀田屋十三郎」の生き様たるや
涙腺が緩みっぱなしになる内容であった。
わずか240年程前のことなのに 現代では想像も及ばない程の純粋さに打たれたのです。
「先例主義」、「煩雑な行政手続き」、「収奪」と現代にも通ずる病的な官僚主義
を見せながらも、とても純粋に街のことを考え(行く末を考え)、前代未聞の仕組みを考え
悲壮な程の決意をし食費も、入浴代も節約し、街の衰亡の危機を乗り切るも、
死に際しては、「善行を施したなどと、ゆめゆめ思うな。
何事も驕(おご)らず、高ぶらず、地道に暮らせ」と
子どもたちに言い残した と、いう。
現代に生きる自分が、何が出来るのかを深く考えさせられた本でした。
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by ex_coconuts
| 2013-04-21 12:39